D
Dicread
HomeDictionaryGglial scar

glial scar

グリア瘢痕
名詞
複数形: glial scars

glial scarは、脳や脊髄などの中枢神経系が損傷を受けた際に、生体が組織を修復しようとする過程で形成される反応性の組織です。主にアストロサイトという細胞が活性化して増殖し、損傷部位を囲い込むことで、炎症の拡大を防ぎ周囲の健全な組織を保護する役割を果たします。

保護機能と再生の阻害

この組織は、物理的な壁として機能することで有害な物質の浸入を防ぐという肯定的な側面を持っています。しかし一方で、この強固な障壁が神経細胞の軸索が伸びる道を塞いでしまうため、神経再生を著しく阻害するという否定的な側面も併せ持っています。そのため、現代の神経科学や医学においては、このglial scarをいかに制御し、神経再生を促すかが重要な研究テーマとなっています。

医学的文脈での使用

主に脊髄損傷や脳梗塞、外傷性脳損傷などの病理学的文脈で使用される専門用語です。日常会話で使われることはなく、医学論文や診断報告書などで、損傷後の組織変化を説明する際に用いられます。例えば、glial scarの形成が軸索再生の物理的障壁となっている、といった形で記述されます。

意味

名詞グリア瘢痕

損傷や疾患の後に中枢神経系に形成される、反応性アストロサイトやその他のグリア細胞が高密度に集まった領域

The glial scar acts as a physical and chemical barrier that prevents axons from regenerating after a spinal cord injury.

グリア瘢痕は物理的および化学的な障壁として機能し、脊髄損傷後の軸索の再生を妨げる。

関連語

Last Updated: May 2026Report an Error